今日はライブをハシゴ。ふたつめの会場はｄｕｏ。遅刻して到着。用意されたイス席は満席。おそらく二曲目か三曲目から。立ち見上等。
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十一年ぶりに元さんのライブへ。今日はけっちゃんマター。道玄坂２丁目。
優れたハイ・トーン・ボイスも、並外れたロング・ブレスも、正確なピッチ・コンロトールも聴けなくなってたけれど、自分の置かれている状況は本人が百も承知しているはずで、あとはそれを受け入れるのか、それともそれに抗って生きていくのか。某大御所ミュージシャンの引退宣言は衝撃だったけれど、元さんもいつかはそういう選択を迫られるときが来るはずで、リスナーはそんな彼女の音楽人生の選択と継続をやさしく見守っている、そんなライブ。
時の経過がもたらす自己では制御できない自分自身の変化に対してどう向き合えばよいのかに由来する課題をリスナーも同様に抱えていて、元さんへのシンパシーなのか自身へのエールなのかはわからないけれど、ワダツミを聴き終えたあと大きく長く続いた拍手は、リスナーが自ら出した答えのひとつだったように思う。元さんのいまを受け入れ、これからも聴き続けることを選択し、それらを明確に元さんへ伝えた瞬間は、神々しささえも。いいライブ。
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お許しが出たので今日はライブの模様を写真で少しだけ。
