ひとは嘘をつくとき、饒舌になる。
//
きょうは「僕らの時代じゃない」の初日へ。新宿3丁目。
もしもふらっと入った居酒屋でお隣のテーブルにこんな三人がいたら、と思いながら観ようと呑気に構えていたら、舞台セットが小道具から大道具までまさにこだわりのそのまんま居酒屋だったおかげで、みごとにお隣どころか同じテーブルでかれらの会話にどっぷりと入り込むことに成功。とにかくかれらはよく食べ、よく飲み、よくしゃべる。そしてぜんいんうそをつき、正当化への余念がなく、それでもじぶんの感情には正直で、本物のワルがいない。ただし、お仲間にはしてもらえそうにない。
いささか長尺な舞台だったけれど、森田さん、鈴木さん、峯田さんのマシンガントリオが奏でるリズム感、後半へ向かうまでのテンポ感、佳境での唐突で横やりなオチと同時に感じる安堵感、そしてあと味の良さ。ひとの本質やら感情のひだやらを、時世の変化に乗せてすみずみまでとことん言語化し、さらに笑いにまで変貌させた三浦マジックもすごい。この台本、物販にあったらぜったい買ってたろうなあ。また観たくなる芝居。
//
さいきん新宿によく行くのは、渋谷がつまらないから。