LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

Y.O.I.

LUCID NOTE SHIBUYA

今週の第六位は北海道日本ハムファイターズ。

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今日が爆誕日、野球好きのPA五十嵐さんに因んで。ライブ・イズ・ベースボール。宇田川町。

始球式は日菜さん。初聴。ギター弾き語り。五十嵐さんがドラフト第一位に指名したシンガーソングライターの原石。始球式だからどんな球を放っても打者はみんなやさしく空振りしてくれる。このあと登場する先輩方にもこういう時期があったんだろうなあ。初々しい。微笑ましい。

センパツは見田村さん。今日の出演者のなかでは唯一の既聴。ギター弾き語り。いつもなにかと戦っているひと。あの攻めの姿勢に釣られて何度痛い目にあったことか。六年ぶりに聴いた緊張の第一球は、ほんのちょっとの優しさというか、チェンジアップというか。それでもキメ球は個性あふれる変化球でズンっと。勝負強さは一級品。

指名打者は草野さん。初聴。ギター弾き語り。来た球はとりあえずぜんぶ振る。器用に当てに行くよりも、常に本塁打をねらっているようなロックなライブ。どの曲も真っ向勝負。相性さえ良ければ必ず結果を出せるロング・ヒッター。たとえイッパツ屋と言われても、そのままずっと逞しく現役でいてほしい。

クローザーはnikiieさん。初聴。ピアノ弾き語り。今日は抑えの切り札で登場したけれど、想像以上に多くの球種を持っていて、ゆるめのボールをテンポよく、絶妙なコントロールで投げ込んでくる先発完投タイプの三十五歳。今日の出演者のなかではもっとも聴きやすく、馴染みやすく、疲れにくい。こういうミュージシャンは、対戦するよりもチームメイトになるのが得策。きっとまたいつかどこかで。

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お誕生日おめでとうございます。