LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show and Play stage reports

室田夏海 ツーマン企画「new door vol.1」

LUCID NOTE SHIBUYA

おふたりの共演は五年前のちょうど昨日、シモキタのラグーナ。五年前の中秋の名月はその一昨昨日。

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きょうは室田さん自主企画のツーマンへ。共演は由薫さん。会場のHOMEにはなんと十七年ぶり。ビックリするほど変わってない。渋谷1丁目。

ファーストハーフは由薫さん、ギター弾き語り。五年前のかの女と比べて明らかに変わったのはその声の張りと持ち歌の数。帯同するスタッフさんの人数とか、会場のPAさんや照明さんとの打ち合わせの内容とか方法とか、ステージを降りたところでの変化ももちろんあるのだろうけれど、かの女自身でしか変えられない歌唱と演奏の技術はたしかに五年ぶんの変化があって、なつかしさよりも新しさを感じるステージング。終電の「東京には人があふれている」のフレーズのとてつもないパワーも相変わらずで、まさかまた聴けるとは、思い出し笑い泣き。そうかあ・・・当時はそんなにも悩んでたのか。もっとありったけのことばで褒めてあげればよかった。

セカンドハーフは室田さん、ギター弾き語り。まさに五年ぶり。街場のライブハウスに行くと、たいていは音楽性よりも経済性、中身よりも外見、技術力よりも演出力に注力する自称SSWたちに圧倒されてしまうのだが、ごくたまに室田さんのような逸材に遭遇するからおもしろい。そんな貴重な出会いがあると以前ならその音楽を深堀りしたりライブに何度か足を運んだりもしていたのだが、なんたってそういう逸材はほかがほっとかない。職業作家とか、ボイトレの講師とか、音響さんとかエンジニアさんとか、あるいは結婚とか出産とかで、いつの間にかライブ活動から身を引いて別の専門分野に鞍替えしていた、というケースをなんどか体験したせいもあって、なんとなく街場のライブハウスにも足を運ぶことが少なくなった、という現状でのきょうのこの自主企画ライブ。十年かあ、続けてくれていてありがとう。

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室田さんの魅力はその高い完成度。由薫さんの魅力は余りあるその伸びしろ。