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JiLL-Decoy association ~ジルデコ・ラウンジ vol.2~

LUCID NOTE SHIBUYA

二夜続けてJZ Bratへ。今日は通し。

ジルデコのみなさんは三度目。前回は6月。今は無き渋谷の某カフェでのライヴで。今日はゲストにジャズ界で活躍されてる秋田慎治さんと大山日出男さんが。秋田さんは別の方のサポートの時に何度か。大山さんのサキソフォンは初めて。ジルデコのそれと比べたら、普段のお二人は度が付くほどのジャズを演奏されてる一流どころ。うーん期待大!・・・だったんだけれど・・・

気になったのはtowadaさんのドラムの音。終始五月蠅い。主張の強い叩きっぷりは、やっぱりカッコいい。けど、今日はそこらとは場所が違うはず。も少し抑え気味だともっと良かったのに。

kubotaさんのギターは飄々。これくらいがちょうどイイ。でも、フォーン・セクションも含めて、他のメンツの主張が強すぎて、どうも打ち消され気味だったのがモッタイナイ感じ・・・あ、でも好きです、彼の音。

そこにchihiRoさんのヴォーカル。実は最も主張が強い。パワーもピッチも十二分。でも、サウンドに無理矢理のっけてるヴォーカルは、ジャズにはほど遠い。渋みや凄みは皆無に近くて・・・キレイすぎるんだろうなぁ、あのお声は。まあ、決してジャズのそれじゃない彼女のヴォーカルが、今の彼らの良さなんだろうなぁ。そう言えば、前回の6月のライヴ終演後、chihiRoさんに「ホントは何をやりたいの?」って伺ったとき、「ホントはRockをやりたい」って恥ずかしそうに仰ってたことを思い出した。なんだか納得。

次回のJZでは是非、JZでしか聴けないジルデコを期待します。