昨日はカメラテスト、今日が本番。
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桑田さんの今年のツアーの東京公演2デイズへ。後楽1丁目。
遠方のチケットは取れたけれど、お膝元のチケットが取れなかったというひとも多いなか、ご多分に洩れず、昨年に続いて今年もことごとく抽選に外れてしまい、あきらめと投げやりな気分で一般発売当日にのんびりとポチポチとやっていたら、なんと二日間ともに取れてしまった。あぁ人生なんてそんなもの、なにがあるかわからないからおもしろい。
東京ドームにこだわったのは地元公演という理由のほかに、集まるひとの数の圧倒的な規模感、映像作品として残すことを前提にした会場づくり、イベントぜんたいの品質向上を目指す主催者がわの意気込みとその姿勢、その結果としてのライブそのもののクオリティの高さ、音響、照明、陰ナレ、出演者ぜんいんの仕事っぷり、どれをとっても他会場とはひとまわりもふたまわりも違うスケール感で楽しめるから。だだっ広いし、ひたすら高いし、でたらめに大きいし、それでも大あじな荒さも、気を抜く雑さも、退屈させるスキも感じさせない、音楽からエンターテインメントに寄せたステージがたまらなく楽しいのだ。
昨日も今日も、ずいぶん遠く高いところから見下ろす席だったけれど、両日ともにステージ奥が覗けるど真ん中。ここまで遠いとモニター画面に目を奪われがちなのだが、そこは我慢してなるべくステージを見やるようにしていたら、ステージ電飾、やぐら照明、星の数のシンクロライトの見晴しの良さに、ほとほと感動してしまった。とくに電飾や照明はステージ上の音ではなく、もっとも遠い席で聞こえる音に合うように設計されてるのか、絶妙なリズム感で動き回ってくれるから、違和感をまったく感じさせない。むしろステージ上の音に合わせて踊るダンシングチームの動きは半拍ほど走り気味にズレて見えるから、フリを合わせて踊るには熟練のワザが必要で。まあアレなら手拍子だけで充分楽しいんだけど。
桑田さんも特別な気持ちの昂ぶりがあったのか、あるいは東京のファンへのサービスだったのか、もしくは映像収録を意識していたのか、クロージングが長い長い。昨日も今日も一曲まるごと使い切り、ピタリとケツまで合わせるというオマケつき。いやいやおみごと。
ホント行けて良かったよ。奇跡の二枚。注釈付きじゃないのも奇跡。そして次回はいよいよツアーも大詰め、ファイナル公演。行けるのか?北海道。