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山弦三十祭 – Day7 2nd

LUCID NOTE SHIBUYA

SUPER CHIMPANZEE。

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山弦の十一年ぶりの全国ツアーの七日目へ。赤坂9丁目。

震災の支援活動の関係で前回のツアーにはどの公演にも行けないまま、十一年も経ってしまった。思い起こせば三十一年前の新宿。大きなラーメン屋さんの地下で観たのが最初だ。そのときのおふたりの間にはメイン・ヴォーカルがいて、おふたりは彼のそのサポートだったのだが、そのライブを発端にその後はあれよあれよと。フロントだけではなくサポメンにも関心を寄せるとライブもより楽しめることを教えてくれたのはまさに彼らだと、思い出しながら彼らのいまの音を聴く。

さすがにおふたりが登場したときはその絵面のせいで頭は懐かしさでいっぱいに。演奏が始まるとおふたりのどちらを見ればよいのか視線がまったく定まらず、右の佐橋さんを見て音を追いかけ、左の小倉さんを見て音を確かめ、また佐橋さんを見て、の繰り返し。ああ、これこれ、懐かしいなんて言ってられないこの忙しさ、楽しい、うれしい。聴こえてくる音は優雅で、情動的で、格闘的で、颯然としていて、すべての情緒を大きく揺さぶり、MCは商魂たくましく、情に熱く、小さなウソと小粋なトリックで、聴くもの耳と心を離さない。完璧。聴きたかった楽曲を最適なタイミングで聴かせてくれたのもうれしかったなあ。最高。

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ツアーも折り返し。あとの公演、どれかにもう一度行きたいな。