3メートル。
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きょうは宮川春奈さんのワンマンへ。初聴。毒吐き注意。八雲1丁目。
世に売れるってどういうことなのかをまったく理解できていない若いミュージシャンがやりがちな、独りよがりな自己実現的なライブ。親族、友人知人、関係者だけに囲まれたライブしかやってこなかったような、失礼きわまりないフレンドリーな雰囲気が満載。最近ではそういうライブをプロの世界ではファンミーティング、アマチュア界隈では発表会って言うらしいのだが、おそらくきょうのは限りなくそれらに近い。ご本人はそんなつもりはまったくなかったんだろうけれど。ゲストをステージに迎え入れるときも「それではおひとり目のゲストを紹介しましょう、バヨリニストの近藤薫さんです!」ではなく、ここにいるお客さんのぜんいんが近藤さんを詳しく知っている前提の、まるで中の人たちだけで会話するかのようなMC。いやいやその前にとなりに立ってるそのおじさんだれ? なまえは? そりゃ近しいひとなら知ってるかもしれんけど・・・。けっきょくゲストが軌道修正して自己紹介をはじめるっていう始末。いやまあ、なんだ、あれだ。
最大の問題は音。バランスを考えたと言うわりには、ピアノとのデュオはばらばら、バヨリンとのデュオはずっとバッキングだったからまだよかったけれど、ギターとのデュオで問題が顕著に。とにかく一曲目からアンコールまで、ぜんたいにわたって音が小さすぎた。繊細な音と小さい音は同義じゃない。あの音響性能だと、宮川さんが出したかった音、聴かせたかった音は、半径3メートルくらいまでしか届いていない。斎藤さんが言う「世界的な」音は、まったく聴こえてこなかった。宮川さんの音を知っているリスナーなら脳内で補正できるかもしれないけれど、きょうは初めて宮川さんのギターを聴く一般のリスナーがたっぷりと入った二層構造の大きなホールライブ。会場選びをまちがえたのか、音響スタッフの技量のなさなのか、本人の奏法に原因があったのか素人にはわからないけれど、あの音でどうやって感動ポイントを見つけろと?
ライブは見た目もだいじ。上は狙わないと撮れない一枚。狙わずに撮ると下のような画ばかりになる(これはまだいいほう)。演奏中の九割はずっとこんなかんじで鼻先がギターにくっつくらいにうつむくスタイル。せっかくのルックスがもったいない。
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そもそもまともな自己紹介もないまま「これまでのわたしの集大成」って言われてもなあ。知らなかったこっちが悪いと言うなら、いいだろう、知ってやろうじゃないか。