今日から関西プチツアー。メインは明日なのだがその前に。
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ＬＯＶＥさんと竹内さんのダブル・ギターを聴きに京都に立ち寄り。南車屋町。
ＬＯＶＥさんは、あの日遭遇した多くのミュージシャンのうちのひとりだ。ファーストセットとセカンドセットのあいだに設けられた数分間の休憩タイム。期待以上のステージにすっかり酔っぱらったのかゴキゲンなステップで飛び跳ねるように、混み合う二日目の日本武道館の回廊を歩いていた。ＬＯＶＥさんは、気になるミュージシャンがいるなら積極的にそのライブに足を運べと、自分のファンにも臆面もなく言うひとで、そのセリフにはいつも共感しているし、ある程度は実践しているつもりだ。
竹内さんはそんなふうに積極的に動いた結果として、昨年の夏に見つけたミュージシャンのひとりだ。聞いたところによると、彼女もあの日のあのステージをうっとりと楽しんだらしい。しかも二日間。つまるところ、音楽におけるＬＯＶＥさんと竹内さんの共通項を探そうとすると、おのずとあの日のステージが真っ先に浮かぶわけで、今日はそれを聴きに来た。ジョン・メイヤーおそるべし。
ＬＯＶＥさんが選んだジョンの楽曲は「Gravity」。これをアリシアの「If I ain’t got you」と混ぜ合わせてギター一本で歌う。彼女はどんな楽曲でも器用にアレンジし、いつだってかっこよく歌ってしまう。今日は二曲をマッシュアップしたとおっしゃっていたが、おそらくこの動画を思い出したお客さんも多かったはずだ。
竹内さんがＬＯＶＥさんのステージにゲストとして出演するとき、なにを歌うのかも今日の楽しみのひとつだった。ジョンのカバーも期待していたのだが、今日はリズムマシンもルーパーも使わず、ＬＯＶＥさん同様、ギター一本で「TEL me」「Free! Free! Free!」「alright」の自曲を三曲。ＬＯＶＥさんのファンが、ＬＯＶＥさんをもてなすときと同じ手拍子でゲストをもてなすという心意気を見せてくれたおかげで、竹内さんもずいぶん歌いやすかったようだ。彼女のギターをこうして間近かで聴けるのも今のうち、と言えるくらいに彼女にはファンがもっと増えてほしいな。
竹内さんが本編でジョンをカバーしなかったということは、残るはアンコール。もしもふたりのセッションが聴けるのであれば、ふたりの共通項がジョンである以上、期待通りの結果でライブは終わるはずだ。そしておふたりは期待以上の結果をもたらしてくれた。選曲は竹内さん。選んだのは「Clarity」。竹内さんのジョンのカバーを聴けるとは。もうこの先ないだろうな。来てよかった。
明日は心斎橋へ。オンタイムでＲＷＣは見られません。