LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

CLAPPERBOARD -Enjoy the weekend!- vol.6

LUCID NOTE SHIBUYA

ガイドラインに従って静かに開演を待つ有料の客席フロアと、そんなものお構いなしに社交場と化して騒がしい無料の関係者ゾーン。最近のライブハウスあるある。音楽ってだけで白い目で見られる原因のひとつは、そういう彼らの脇の甘さと雑な仲間意識。

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今日も対バンのイベントへ。三組のショーケース。宇田川町。

まずは、遥海さん。初聴。下手から鍵盤、ベース、ドラムス、マニュピ、ギターの順でセンターにボーカル本人。対バンなのに初っ端から大所帯。そこまで声を張らなくてもよさそうな楽曲ばかりだったのだが、これが彼女のスタイルなんだろうな。バンドの音のなかにあっても歌詞が一音一声、はっきりと脳内に届く高質で重量級のボーカル。この声なら他にも役立つシーンがたくさんありそう。せっかくの椅子席を台無しにするステージ。好印象。

二番手は、安田レイさん。ライブは初聴、ラジオは毎週。下手にドラムス、上手に鍵盤、センターにボーカルのツー・プラス・ワン。小編成でアコースティックにまとめてくるのかと思いきや、しっかり同期オケつきで遥海さんよりも音数が多いという摩訶不思議な音の数々。歌い上げタイプのボーカルだったのだが、楽器の音で埋もれてしまう声質なのか、あるいはPAさんが調子に乗りすぎたのか、なにを叫んでいるのか終始さっぱり。ありったけの自分に酔いながらステージでポーズをキメる姿はさすがにカッコよかったけれど。二十九歳かあ、そろそろこういうのはもういいんじゃないかな、と軽く思いながら聴く。つぎを目指そう、つぎへ。

トリは現在ツアー真っ只中の竹内アンナさん。先月のクアトロワンマンは別のライブを優先して行けなかったのだが、来月のリキッドには必ず。なので今日のところは割愛。

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そういえば、教室のうしろのほうで騒いでるやつらって、いつも同じメンツだったよなあ。今日のクアトロもそんな感じ。