LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

メッチャドスエダモンデ ~2019 SUMMER~

LUCID NOTE SHIBUYA

今日は未成年ふたりと成人ひとり。SMAのルーキー三人。

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竹内さんが近所で歌うというので行ってみた。対バンなのでメモ程度に。道玄坂2丁目。

まずはOA、MC LIMEさん。学校には行きたくないらしい。子どもに背伸びさせてもせいぜいこの程度。たとえ夏休みでもこの界隈をウロチョロするときは保護者同伴で。

坂口有望さん。アコギ弾き語り。今春、大阪から東京へ引っ越してきたという腹の据わった18歳。自己を愛し、恋愛も経験し、音楽が大好きで、東京に戸惑うポップソング。この年代のSSWが扱いがちな無難なテーマをもれなく歌う典型的な若手女子SSW。頭ひとつ抜きん出るにはなにかが足りない。

崎山蒼志さんは16歳。エレキ、エレアコで弾き語り。発声、発音、声区、ブレス、リズム、コードなど理論的にはメチャクチャなんだろうけれど、音楽的には聴くものの耳をしっかり惹きつける奇才。彼のようなガレージミュージシャンをSMAがどうやって外のマーケットに連れ出すか、オトナの腕の見せどころ。

竹内アンナさん。21歳。ギターとルーパーとリズムマシン。この数日の暑さにバテたのか、あるいは過密に組まれたスケジュールに追いつけないのか、演奏もMCも少しずつ、そして小忙しくタイミングがズレていく魔のスパイラル。こういう日のマシンは、横に置いとくだけでいい。

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文化祭とか学祭とか学芸会とか、そういうノリの延長のようなイベント。みんな若いが、そのぶん成長も早い。半年後の年明けに開催が決まった大阪公演は、今日とはまるで違うものになりそう。