LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

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LUCID NOTE SHIBUYA

静と動。白と青。北と東。低と高。

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不完全な対称形、ふた組の対バン。代沢5丁目。

Chimaさんの歌声を2年半ぶりに聴く。彼女が歌い始めるまで、たったの2年半にもかかわらず、あのときどんなうた声のどんな歌を聴いたのか、思い出せずにいた。ライブの空気感や雰囲気はおぼろげに記憶に残っていたのだが、それも2年半のあいだに脳内で変幻を繰り返し、別のものに変換されていた。それもずいぶんネガティブなものに。誤変換されたあいまいな記憶のおかげで、2年半、彼女のライブに行っていないことを後悔した。土屋さんが彼女を推す理由もよく理解できた。Chimaさん、人の記憶を塗り替える。なかなかのやり手だ。

星羅×小寺のおふたりは、今年はシモキタで数回。毎回、新曲を初披露してくれていたが、今日も1曲。アンバランスなふたりがバランスを整えるための技を見せ合うライブは、一種のスリルとサスペンス。セッションというほどのブレはないが、コンサートというほどの予定調和もない。彼らのアクションにあたふたするPA役の土屋さんを観るのもまた楽しく、シードシップは彼らによく似合っていた。似合い過ぎて時間を忘れ、披露できなかった楽曲も。ふたりの新曲、相当数のストックがあるらしい。来年も楽しみだ。

LUCID NOTE SHIBUYA

クリスマス、日曜日、アフターランチ、下北沢。ビンゴすぎる今日の組み合わせは、腕前の落ちない土屋さんの合わせ技。