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下北沢レコードpresents “Sings in the Birdcage”

LUCID NOTE SHIBUYA

大阪遠征は突然に。

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久しぶりに星羅×小寺のライブへ。今日の440はスリーマン。星羅×小寺は三番手。代沢5丁目。

所帯じみた、なんて言葉は女性には使わないほうがよいらしいのだが、あえて使うなら、星羅さんはまったく所帯じみていなかった。むしろアカの他人の小寺さんとやりたい放題し放題。新曲なのか既発曲なのかイントロだけでは判断できないほどのアレンジで自分の楽曲で遊びたおし、馴染みのファンの度肝を抜いていた。ライブが進むにつれてパワーアップしていくふたりの演奏は、星羅さんの歌唱まで変えていく。二十歳そこそこのかわいい女の子がうたっていたはず歌を、昼のメロドラマのように憎を潜り込ませた熱いラブソングに変貌させる、まさに人妻。背伸びはせず、世も捨てず、自分の人生と歩調を合わて歌う歌に、しびれた。しかし相変わらずギターうまいな。

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あの日あの時あの場所で君に会えなかったら。