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SADAO WATANABE “STB139 Anniversary Nights”

LUCID NOTE SHIBUYA

ナミダ溢れるクリスマス・イヴ6

今年最後の渡辺貞夫さんのライヴ。ぎらぎらの街、六本木へ行く。既に何度目かのライヴだけれど、いつも異なる内容で楽しませていただける。このバリエーションの多様さはキャリア、なんだろうな。

今日は小野塚さんらレギュラーな方々と、ゲストにヴォーカルで佐藤竹善さん。佐藤さんは後半の中盤で3曲、本編最後に1曲。緊張の程はただモンじゃなかったようで、ベテランのはずの佐藤さんが、1曲目から汗を一気に噴き出して緊張されてる。2曲目からはしっかり立て直されてらしたけれど、それくらい渡辺さんは大物っ、てことなんですよね。あぁ、リスナーでよかったぁ。

楽しみのひとつだったンジャセさんと則竹さんの掛け合いもかっこよかった。ンジャセさんのあのリズム感、日本人には真似できないよ。則竹さんも楽しそうにリズムと闘ってる。睨み合う、絡み合う、顔がほころぶ。チクショーいいなぁ、リスナーは損だぁ!

そして、渡辺さんの音は、やっぱりなぜだかカラダに優しく染み込んでくる。楽しいっていうより、嬉しいって感覚にフォールされる。無邪気に無防備。子どもに返る自分に気づく。

いつまでも現役でいらして欲しい。来年もまた必ず聴きに行きます。