LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

SADAO’s CLUB maxell / SADAO with N.Y. QUARTET

LUCID NOTE SHIBUYA

やっぱり平日のブルーノートはオトナのためだけにある。

渡辺さんも含めて、今日は全員がセミ・フォーマル。落ち着いたステージは、先週のとはうってかわって大人な雰囲気。

ベースのドゥエイン・バーノさんは終始渋いお顔。ジョナサン・ブレイクさんのドラムは焦らずブレのないリズム。そしてピアノのスティーヴン・スコットさんは口ずさみながらのインプロビゼーション。みなさん厚みもあって横幅も広く、それぞれにずしりと重い音を響かせる。実は普段はもっと陽気な方々なんだろうな、と想像しながら大人のジャズを聴く。

いくぶん年配の方々と、めずらしく西側の方々が目立った今日のフロア。ステージと同じく落ち着いた感じで、静かに音を楽しまれてた。

子どもの頃に憧れた、怪しく甘く、触れるとやけどしそうでちょっぴり怖そな大人の世界。贅沢なひととき。まったりと堪能できました。