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WOWOW presents 桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」supported by JTB(初日)

LUCID NOTE SHIBUYA

いよいよ初日。開演です。

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平日にもかかわらず・・・みなさん、お暇なのね。万代島。

今回のツアーには、ドーム公演とアリーナ公演があるのだが、ゲットしたのは東京と札幌を除いてすべてアリーナ公演のチケット。ドーム公演を避けたのは、ニューアルバム「がらくた」のスケール感が、ドームの広さとマッチしていない、という印象をアルバムを聴いて持ったから、というごく個人的な理由が背景にあるのだが、これが吉とでるか凶とでるか。兎にも角にも、現時点でこれ以上のチケットの入手は難しいだろうから、この方針のまま、年越し横アリ最終公演までじっくりと楽しもうと思う。

今日は、演奏が始まるたびに一曲ずつ、客席から小さなどよめきが起こる、初日らしい初日。セットリストはすでに出回っているだろうし、セットリストがなくてもライブレポは書ける、という根拠のない方針のもと、今日もセットリストの掲載は控えるが、ニューアルバムのリリースとソロデビュー30周年というふたつの大きなテーマをもつ今回のツアーならではの曲構成は、とてもわかりやすいものだった。

ニューアルバム「がらくた」は、文字通り珠玉のガラクタどもの集合体なのだが、ライブには向かない音源、というかスナックやカラオケボックスで家族や仲間とやいのやいのと歌って楽しむくらいのスケール感。いつもの桑田さんの、ダンサーいっぱい、飛び道具ドカンドカンなシングルリード曲のスケール感とは真逆な音源が多い中、これらをライブでどんな聴かせかたをしてくれるのか。そして、30周年記念という往年の桑田ライヴとの丁合いをどうとるのか。つなぎとなるキー曲はなんなのか。そんな桑田さんの意図とどう向き合い、丹精込めてつくりあげられたステージを前に、どういう心持ちで楽しむのが適切なのか。これから最終日まで、じっくりと何度も味わっていこう、と強く強く思った初日が無事終了。

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ちなみに、明日も行く予定。でも記事は書かない予定。