独白で毒吐く(閲覧注意)
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三人三様、中身の濃いイベントだったけれど、その中でも今日はLeolaさんをフィーチャー。滴草さん、黒川さんは近いうちにまた。宇田川町。
Leolaさんは、渋谷の別のライヴハウスに毎月のように出演されていた時期に、何度か聴かせていただいたことがあるのだが、その後パッタリと音沙汰がなくなって、どこいっちゃったんだろう、なんてのんびりと構えていたら、いつの間にかメジャーデビューが決まってた、しかも改名して、というファンにとってはとても不義理なミュージシャン。いまのところ本名は非公開っぽいのだが、あれだけ頻繁に出演されていたので、わかる人にはわかるよね。今日はデビューを前に関係者へのお披露目を意図したステージだったらしく、ループのフロアには関係者でいっぱい。そういえば、あのころから彼女の周辺数メートルにはオトナとオカネの臭いがプンプンしていたなあ・・・音楽の商品ってこうやって作られていくんだなあ・・・でも思い通りにいかなかったらこの人たち、あっという間に別の商品に乗り換えるんだろうなあ・・・なんて思いながら久々のLeolaさんの歌声を聴く。
以前はバンドセットで聴くことが多かったけど、今日は本人ギターとサポートキーボードでアコースティック。海、音楽、車、太陽・・・、夏をモチーフにした詩の朗読から始まったライヴは、前半は「夏の思い出」のカバーを含めてめっぽう夏づくし。デビュー時期はおそらく今夏、なんだろうなあ。どんなデビューを飾るんだろう。まあ事務所が事務所なだけにアレかなあ。君と過ごすこの夏も最高に違いない、なんてドンピシャな歌詞も、今のこの寒い時期に聴くとずいぶん効果的。このラベリング、とくに若い女性には好印象だろうなあ。でも悲しいかなオジサンには、ちょっとまぶしすぎるなあ。
中盤は、そんなオジサンたちにも優しいアレンジでバラッドを数曲。後半は、客席参加型で洋楽カバーとオリジナルをチュッチュルルゥとはさみつつ、オーラスはおそらく?デビュー曲の「Rainbow」をオケで。このオケが、今風というかアリガチというか、昨今の若者に媚びた如何にもメジャーっぽいアレンジなのだが、ヴォーカルの仕上がり具合が絶妙で、オケじゃなくて生演奏で聴きたくなるというオチがついてなんともイイ感じ。
楽曲の制作やライヴの構成にどこまで本人が関わってるのかは不明だけど、ほどよく練られたいいライヴ。久々に聴いたLeolaさんの歌声は、力強くときに優しく、相当の努力を想像させるほどにレベルアップされていて、うれしいやらうらやましいやら。次回のライヴは来月13日。ねえ、何がほしい?(笑)
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アーティストさんの出番直前になってドヤドヤと入ってきて、終わるとサッと速攻でいなくなる関係者。取り残される一般リスナー。よく見るこの構図、なんとかならんものか。それさあ、自分たちがこれから売ろうとする商品の価値と品質を際限なく落としているんだが。