一年ぶりの。
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きょうはしばらく足が遠のいていた竹内さんのライブへ。赤坂9丁目。
この一年、竹内さんの動向は追ってはいたのだが、ライブに行く気力は持てずにいた。その理由をいちいち考えながら過ごす。
最初の一曲目で、ミュージシャンもそのへんのサラリーマンと同じ。だれと出会うかでその後の人生が決まる、という某先輩ミュージシャンから聞いた言葉を思い出す。二曲目で、この五年間の彼女の出会いの貧しさを確信する。三曲目で、ネガティブな理由ならいくらでも挙げられるじぶんに動揺する。そのあとはもう、飽きずに過ごす方法を考えることに終始する。象徴的だったのは「生活」。力不足なのは本人だけじゃない。共演者も、スタッフも、関係者も、もちろんファンも。こんな音で盛り上がれる鈍感さ、やさしさ、軽薄さ、信仰心。そんなものいらない。
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欲しいタイミングに欲しい音が聴こえてこない。技術が足りないのか、相性が悪いのか。