LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

おとなりライヴ Vol.2

LUCID NOTE SHIBUYA

二か月遅れのおとなりライヴ。お蔵入りにならなくてよかった。

//

今日は川江さんのマンスリー・ライブの二回目へ。三か月ぶり。桜新町2丁目。

およそ二時間のワンマンを同じ会場、同じ時間帯、ほぼ同じメンバーで、毎月。マンネリは避けられないことをみんなが承知しているなかで、いかに飽きずに、飽きられないように、継続していくか。もしかすると集まるリスナーの顔ぶれもほぼ固定、という状況が続けば、その難易度は回を追うごとに高くなっていくわけだ。チャレンジャーだよなあ。

そんな下世話な気負いなどまったく感じさせない二回目の今日。今回はゲストに黒瀬さん。ウクレレとアコギ、たまにコーラス、たまにボーカルで大活躍。ゲストをフィーチャーしつつも、し過ぎない。この絶妙なバランス感覚がすばらしい。選ばれた楽曲も、オリジナルが3、カバーが7くらい。この配分、按配もすばらしい。終わってみると、ネタの枯渇を心配してしまうくらいにカラフルでワールドワイドな詰め合わせ。これなら毎回同じでもマンネリとは言われそうにない。さすがだ。

ライブと並行して、新譜の毎月配信リリースも当初の約束どおりに継続中の川江さん。売り出し中の若いインディのSSWがよくやるプロモーション的な企画のようにも見えるけれど、オリジナル音源としての品質や質量を確保、維持していくことは、おそらくライブのマンネリを防ぐことよりも高度な技術が必要で、難易度はそれ以上じゃないかと。配信したあとで、ああすりゃあよかったとか、こうしとけばよかったとか、あるんだろうか。聴いているほうはぜんぜんわからないし、気付きもしないし、気にもならない。すごいよなあ。

//

次回の三回目は、湘南の海の近くある野球場にカラダも気持ちも集中したいので、ザンネンですが不参加です。