誰かのためになんてキレイごと、その本質は自分のため。・・・おっしゃるとおりです。
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２年前にひと目惚れ。うたもステージングもここまで波長の合うミュージシャンと出くわすのは稀なのだが、その後のスケジュールの波長がまったく合わず、今日になってしまった。前作の「It’s Me」は、困ったときの一枚としていまも健在だ。そんな岩崎さんの最新作「TSUBOMI」を聴くべく平成最後の13日の金曜日にハレマメへ。代官山町。
ライブで聴くのはたった２度目なのに、２度目の気がまったくしない。にわかと言われればその通りなのだが、「It’s Me」の楽曲なら負けず劣らず聴き込んできたのが幸いしたのか、今日も面白いように波長が合う。飛び道具はサンプラーのみで、全編ナマ音だったのも多幸感を増幅。この歌が好きとかこの曲が聴きたいという思いはとりわけなかったのだけれど、胸中にズシリとのしかかってくる歌詞にのけぞり、おとぎの世界に迷い込んでは泣き笑い、生活感たっぷりの現世に真顔のまま引き戻される。遊ぶときは本気であそび、染み入るときは本気で沈む。この落差のサイズもそれを差し込むタイミングも、ただそこに座って聴いているだけで気持ちよく心の中に入ってくる。よかった、期待どおりだった。次はいつになるんだろう。あとはスケジュールの波長のみ。
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明日は真夏の仙台。日帰り。