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TOKYO ACOUSTIC NITE 2008 Presents 「詩のチカラ」 ~Summer 1 Week Series~ Series 7 『おぐ・しょこ真夏の団交~BOXX戦線に異状アリ!』 鈴木祥子/小倉博和

LUCID NOTE SHIBUYA

「この蒸し暑い中、オリンピックの最中に、しかもサザンの初日に」・・・って(爆)

お手製のダブルネックのギターを抱えて、まずは小倉さんのソロ。同じギターをふたつ使ってこしらえたそう。ギター大好き少年がそのまま大人になったような方。相変わらず楽しそうに演奏される。今までサポート演奏ばかりを聴いてきた。だから今日は、ほんとに楽しめた。

自分の演奏音をいくつもサンプリングしながら、次々と音を重ねていく技法に、しばし感動。ぽっかーんと口開けて聴いてた。もうそれだけで腹いっぱい(笑)

休憩をはさんで、鈴木さんの登場。生で拝聴するのは初めて。あの齢で膝上15センチ近いワンピには驚愕したけど、妙に違和感を感じなかったのは、ほぼ同世代だからでしょうか・・・。まばたきの少ない無表情なお顔とは裏腹に、歌声は確かに表現豊か。聴き惚れる。ギターとキーボートをそれぞれ使い分けつつの弾き語りの数曲。安定感のあるパフォーマンス。よかった。

その後再度の休憩をはさみ、「おぐ・しょこ」。小倉さんのMCも冴えわり、それまで無表情に見えた鈴木さんの表情にも笑顔が。サポートの藤本一樹さんも加わって、なんだかんだと景気のいいセッション。賞味三時間弱。じっくり堪能させていただきました。

2度目のアンコール、ひょっこり出てきて飄々と応える小倉さん。夏をあきらめるには、まだ早いみたいです。