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ヘクとパスカル presents 「六月のぼくら」

LUCID NOTE SHIBUYA

岩井俊二さんも登場!(※電話で)

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久しぶりにナナカイへ。今日はChimaさんとヘクとパスカルのツーマン。円山町。

まずは短めの40分間ステージのChimaさん。北の空から舞い降りた天使。透き通る声でアコギで歌う。SEは機械を使わずにヴォイスで。フロム北海道。東京にはしばしば来て歌ってらっしゃるそうで、客席には都内のヘビーリスナーの姿もちらほら。耳から入ったメロディがやさしいイラストに変換されて目に浮かんでくるような音楽。この若さで絵画的なライヴができるミュージシャンってなかなかいないよね(アニソンじゃないよw)。北海道っていう響きも手伝って、じんわりゆっくり流れる時間があっという間に過ぎてった感じ。いいライブ。

ヘクとパスカルは、役者の椎名琴音さん、作曲家の桑原まこさん、映画監督の岩井俊二さんらが組む音楽ユニット。とはいえ、ライヴで岩井さんが演奏に加わることはどうやらないらしく、今日も映画祭出席のため上海から電話で出演というハナレワザを披露。ライヴは、バヨリンとチェロとギターをサポートに、オリジナル楽曲に岩井映画の劇伴をちりばめたセットリスト。Chimaさんが絵画的なら、ヘクとパスカルは動画的なライヴ(アニメじゃないよw)。椎名さんのヴォーカルも桑原さんのピアノも、ぶっちゃけそんなにうまくはないんだけど地味にじわじわくる感じ。そこに得体の知れない岩井さんがバックボーンとしていることでリスナーのイマジネーションが膨むという、これまたハナレワザなライヴ。このバーチャルな存在感、さすが監督さんだわ。

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桑原三姉妹の次女まこさんは、今日が29歳のハッピーバースデイ。おめでとうございました!