長かった髪をばっさりと切って、人生の岐路を発つ。
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しばらくは作曲をメインにした活動にシフトされると聞いて、ちょっぴり焦り気味に代官山へ。
今は亡き渋谷の某店の店長さんに「まだ荒削りだけど」という注釈つきで紹介された小西さんのメロディは。覚えるには簡単で、歌うには難しいラインが魅力的だった。紹介してくれたその店長さんとは「作曲だけでもやってけそうだよねぇ」なんて、笑いながら会話したこともあった。そんな外野の思惑が、どうやら現実味を増してきているようで、今日はNOMADのうしろのほうでひとりニヤニヤしながら聴いてみた。
いいね、彼女のメロディ、ほんといい。
今日の彼女は、声も演奏も不安定だったけれど、それは、思いつめたものをドバっと一気に吐き出した後の一瞬のゆらめきのようなもので、中身はしっかりと安定してるように見えた。
ライヴで聴く機会が少なくなるのはサビシイけれど、彼女の将来を想像するとワクワクしてくる。そのうちいろんなところで、「作曲・小西裕子」のクレジットを目にできるとウレシイな・・・