開場五分前に財布を忘れたことに気づく。六百円がないと入れない。
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きょうは畠山美由紀さんのワンマンへ。往復二分。ご近所さんでよかった。道玄坂2丁目。
まだリリース前だから、いわば試聴会のようなライブ。一曲ずつ、楽曲づくりの経緯や、歌詞への思い入れ、まつわる周辺のエピソードなどをニコニコしながら熱く、照れながら端折ることなく紹介してくれたあとに歌ってくれるもんだから、こっちも丁寧にじっくりと大切に聴くことができる。おかげでどの楽曲も好きでいっぱいになる。曲が終わるたびに拍手が長い。いいライブ。
川口さんの鍵盤と藤本さんのギターだけの音数少なめのアレンジと美由紀さんの奥深いヴォーカルが会場を漂うようにゆっくりと泳ぐ。故郷で活躍する幼馴染みへのアンサーソング「夢見ること」は一種の青春ソング。むかしからこういう歌詞を聴くとライブ中なのについつい思い出してしまう。同じ音楽を聴いて同じバンドを好きになって同じ服を着て街へ繰り出す。そういう記憶。美由紀さんにもボビー・ジーンがいたんだな。
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さて、そろそろ年末。ことしはまだ予定がない。