聴いているうちに別の楽曲を思い出してしまう。ライブではよくあること。
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きょうは宮本さんのことしのツアーの東京公演へ。築地5丁目。
会場が持つクラシカルな雰囲気からすこしだけ距離を置き、クラシック楽曲だけでなく、映画音楽、ポップ・ミュージック、海外民謡、オリジナル楽曲などの小品をおそよ均一にミックスして、クラシック特有の緊張感をまったく感じさせない、癒しと調和、平和と郷愁をバックグラウンドにしたセットリスト。
カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲での最適なコメントはGF3のラスト・シークエンスではなく、むしろ1曲目だけにオープニング・シーンでこの曲が流れるレイジングブルが・・・ロンドンデリーの唄を巧妙にストーリーに絡めた映画のタイトルはブラス!、のちにバカ売れしたユー・レイズ・ミー・アップはこれを下敷きに・・・シンドラーのリストはいまの中東情勢を考えるとなかなかきわどい選曲、ジョン・ウイリアムスならスター・ウオーズ、インディ・ジョーンズ、スーパーマンなどのアクションものが・・・前半にも後半にもタンゴ、次回はポル・ウナ・カベサ(セント・オブ・ウーマン)を・・・もしかして宮本さんとは好きな映画がおなじ・・・などなどつらつらと思いを巡らせながら過ごす。いい時間。
ライブのヤマ場はこれまで宮本さんが関わってきたオリジナル楽曲の三曲メドレー。どれもやさしい仕上がりだからほとんどヤマにはならなかったけれど、音楽ファンよりも笑里さんファンに向けた選曲だったんだろうな。全般にわたってとても聴きやすくピアノをアレンジされていたのは追川礼章さん。アンコールのさいご、フリースタイルのチャルダッシュ。後半の盛り上がりにいきなりぶっこんできた不協和音。かれもただもんじゃない。
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虹色の夢へを聴いているうちに思い出したのは、サザンのTSUNAMI。