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土岐麻子 Sentimental Journey -Valentine Edition-

LUCID NOTE SHIBUYA

昨年末のクリスマス公演、たいへん失礼いたしました。

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きょうは昨秋からつづく土岐さんの全国ツアーの最終日、センチメンタル・ジャーニーの完結編、バレンタイン・エディションのアフタヌーン・ショーとナイト・ショーへ。大久保1丁目。

タイトルは長いけれど公演時間は短めの、およそ60分プラス10分。それを昼と夜で二回周しのライブ。昼と夜ではリストの一部を変更して、どちらにも参加するひとにもやさしいセット。バレンタイン・エディションなだけに「Valentine」は必須必聴。聴いているうちに「PINK」の名盤っぷりを改めて思い出したり。リリース当時はアレンジの根幹をアナログからデジタルに前触れもなくシフトしたことで一部のファンが離れた、などと噂されていたけれど、きょうはまるでその逆手をとったような、ギターとバヨリンによる真のアナログ、アコースティック・バージョンの「Valentine」。この季節特有の乾燥した空気に土岐さんも四苦八苦されてたけれど、こちらの期待値をサクッと超えるうた声でしっかりと。その一瞬を大事に味わいた~いの「た~い」をライブで聴くのが好き。音源では味わえない土岐さんの生声の「た~い」。きょういちばんの聴きどころ。ありがたや。

LUCID NOTE SHIBUYA

土岐さんも気づけばソロ・デビュー二十年目。周年イヤーのことしの土岐さん。まずはベスト盤のリリースとBBLツアー。掛け値なしでも膨らむ期待。