LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

Shiori Sasaki and Kaoru Inoue Duo at F*GICCO

LUCID NOTE SHIBUYA

本日ふたつめのライブへ。

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佐々木詩織さんと井上薫さんのデュオ・ライブ。成城2丁目。

記憶では彼らの生音を聴くのは今日で五回目。佐々木さん名義でひとつ、ブルー・ペパーズでふたつ、伊吹さん名義でひとつ、そして今日。そのうち佐々木さん名義のライブは過去にこのブログにも投稿しているのだが、それが四年前。彼らもライブは四年ぶりとおっしゃっていたから、今日現在彼らのライブは激レアと言っていい。

佐々木さんは、日本の名だたる女性ヴォーカリストの上から百人の声を選んでシェーカーに注ぎ、傷つかないように用心深くステアして、真水で丁寧に濾過したあと、ほんの少しだけうまい酒をからめたようなうた声を持っていて、聴きやすく、酔いやすい。だれにだって通用しそうな偏差値50のヴォーカルだが、ただしその平均点はバカ高い、そんなうた声だ。井上さんの鍵盤はものすごいグルーブ感。三十歳を前にして桁外れのこの力量。大御所のミュージシャンに重用されるのも納得だ。彼の場合、彼の年代のミュージシャンのなかでは偏差値70を軽く越える。したがってその良さを活かせる現場が少ないせいか、仲間うちだけの学生のノリの延長で楽しくやっているような、今日のように気の抜けたコーラのようなライブになってしまう。甘い、まだまだ甘い。けど楽しい。

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気心の知れたスタッフのいるカフェではなく、縛りのきついライブハウスで緊張感のあるライブをいつかは見てみたい。