LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

ほんとうのハウンド警部 – 初日

LUCID NOTE SHIBUYA

入場料金インフレ中。

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本日、一万二千円也り。道玄坂2丁目。

あっさりと短め。リズム感が気持ちいい。もっと徹底して喜劇に寄っていたら、笑い過ぎでうっすら目尻にナミダの滲む上質なコント。深みに落ちないようにひとり恐る恐る足を静かにそっと伸ばしていたら、不意に後ろから誰かにドンッと強く押され、アーっと叫びながら足を付くと足首も満たないくらいの深さでぼう然、のようなオチ。なんども観ないと理解できないような野暮さもない正味七十分の一本勝負。おもしろい。

客席の女性率がずいぶんと高くて肩身の狭い思いをしたのだが、主演の彼がジャニーズのひとだったことをいま知って納得。こういうときのこの肩書きは邪魔だろうなあ。どれだけ芝居が上手くても演技派とは言われないし、なにをやっても安っぽく見られるし。

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明るい時間に扉を開けて制限時間までに照明を落とすことをだれかに要請されているなかでの苦肉の策。こういう企画ばかりが続くのはキツイけれど、いまはこれが最良。