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畠山美由紀 ニューアルバム発売記念コンサート「Wayfarer」(東京公演)

LUCID NOTE SHIBUYA

このあと大阪公演もあるので軽く控えめに。

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リリースから3か月、美由紀さんのリリパへ。八雲1丁目。

こういうとき、あらかじめしっかりと聴き込んだうえで音源との違いを楽しむか、まったく聴かないまま当日のサプライズを楽しむかで迷うのだが、今回は後者。繊細な歌唱が持ち味の畠山さんはメロディ重視のヴォーカリスト。エレクトリックな表現を得意する冨田さんはサウンド重視のアレンジャー兼プロデューサー。方向性も表現手法も違うおふたりが手を組んだとき、サプライズが生まれないわけがない。さっそく初っ端から度肝を抜かれる。聴かずに我慢したこの3か月がこの一瞬、この一曲で報われた。その後も期待以上、大小とりまぜたサプライズがふんだん。パーシモンはすべてのシートがリクライニング仕様なのだが、今日のライブにはその機能は不要、むしろ邪魔、あるいは不釣り合い。楽しすぎた。

制作に4年を費やしたという今回のアルバム。作家さんも多彩なら冨田さんのアレンジも多彩。真夏の野外フェスの夕暮れの時間帯にうってつけな楽曲、ジーカンズで夜な夜な催される怪しいパーティの裏でどんよりとした時間を過ごすときのような楽曲、いろいろあっても最後は多幸感に包まれるだまし絵のような映画を観たあとに聴きたくなるような楽曲。いまある自分の想像力を最大限に触発してくる楽曲は全10曲。聴き応えもたっぷりありそうだ。この春はこの一枚で。

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今日は久しぶりに大和田さんにも遭遇。慧ちゃんのライブにも行かねば。