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スカイライト・本公演(15日目)

LUCID NOTE SHIBUYA

もりぎでどっさりのフライヤー。公演プログラムの販売。舞台監督による前説の消滅。

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プレビュー公演との違い。本町1丁目。

結局、プレビュー公演は台本を追っかけただけだったように、千秋楽目前の本公演を観終わった今となっては、思える。疑問だった彼の演技については、満点にはほど遠いけれど、今日は無難にセリフが耳から頭に入ってきた。親離れする直前の未成年としての幼さ、経済的に裕福な家庭で育ったことによるボンクラで有頂天な性格、父親の不倫相手を母親のかわりとして見てしまう複雑な心境などが、しっかりと伝わってきた。同じセリフを何度も言い直すこともなく、つまづいたときの「あの」「その」の連発もなく、ほんの少しの吃音によるブロックはあったが、プレビュー公演と比べるとその回数はすこぶる減っていた。そのおかげもあってか、浅野さんと蒼井さんの役柄へより深く没入し、共感し、反感し、理解し、それらを自覚できた。蒼井さんがこんなにオトナの役柄を演じているなんて。どこかに幼さを残した役柄が多かった、というか、そうあってほしいという無茶な願望を持ちつつ彼女の舞台を観ることが多かったのだが、今回だけはその面影すらなく、寄せ付けない強さと壁を感た。これぜんぶ、彼のせいだ。葉山奨之。恐るべし。

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千秋楽を待たずして、お約束なしの2回目のカーテンコール。蒼井さんがうれしそうにステージにはじけ出てきた姿を思いだすと、おもわずニンマリしてしまうクリスマスイブイブ。