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牧山純子 Precious Space vol.2

LUCID NOTE SHIBUYA

抗体弱くてスミマセン。

調子にのって桜丘まで牧山さんのライヴへ行く。実は目的の数分の一は、大槻さんのマッチョな太鼓の音。彼の音は根っこにズドンと響く一緒にストレス発散系。牧山さんの音はすっきりリッチなセレブ系。美女と野獣じゃないけれど、牧山さんのバヨリンの音と相性が良いみたい。そういう意味ではベターなサポートなんだろうな。

今夜の牧山さんは、一部と二部を通して今更お正月な着物姿。一部は御祖母様の深緑地の小紋に朱色系の名古屋帯でおけいこ着の正統派。二部は御母上様の白の綸子の訪問着を今風にリフォームされたセクシー・ドレス。どちらもカラー・ポイントはグリーン。これがまた絶妙にお似合いで、アップにされた御髪と合わせて、まさに和美人。初っ端に「春の海」を演奏される粋なセットリストもなにげにヒット。うーん、かっこよすぎ。

音はPAで高音と低音を控え目にされてたのか、バヨリンもなじみやすかった。そのぶん、ベースとピアノが少しモノ足りなかったけれど、ズンズンと迫る感じは大槻さんがカヴァーされてた。大袈裟なアレンジも少ないのに、終わってみると一曲ずつが意外とヘビー級。いい音でいい演奏。なによりです。

次は4月1日のBAJ。未聴の方は是非一度。MoldauとCavaianのライヴ感、これ、おススメ。ちなみに渋谷の次回は、ココで6月(予定)、だそうです。