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SOUL REVUE 2008 ~魂(ソウル)のゆくえ~

LUCID NOTE SHIBUYA

ちなみに、パーカッションは岩村乃菜さん。

雨の中、びっくりするほどの寒さ中、あの公園通りの坂道を、せっせと登ってきた方々ばかりのようで、とにかく会場はストレスでいっぱい。

まずはRickie-Gさんのソウルフルなレゲエから。彼のあのつぶらな瞳で訴えられると納得せざるをない、そんな歌い手さん。煽り方がうまいのか、ストレス混じりのお客さんのノリが良過ぎたのか、スタンディングになるまでに時間はそれほどかからなかった。久しぶりに、座席が邪魔な存在に感じた。

二番手は、多和田えみ & The Soul Infinityのみなさん。ソウルフルってことなら彼女らも負けてなかった。顔をくしゃくしゃにして歌い上げる多和田さんの姿にはいつも心が動く。くぐもった声質に極端なエコーがかかり、南国風味の神秘的で独特の雰囲気にも圧倒された。最後の曲で、多和田さんの瞳もキレイなことに気づく。

トリは、Ryan Shaw from NY。これぞソウル。期待どおりの本格派。聴き入るってのは、こういう瞬間を言うんだろうな。ドラムスの最初のひと叩きで、一気に世界が変わった。前のほうの席で、ライヴというよりクラブのノリで、曲中も平気でぺちゃくちゃおしゃべりしてた男子と女子も、Ryanさんの前では一瞬にしておとなしくなってた。客席には、自称を含めて多くの若いミュージシャンがいたようだけれど、このグルーブ感、なかなか真似のできない、ホンモノだったのでは。Ryanさんは、明日、duoでワンマン。時間のある方は是非。オススメです。そう言えば、彼の瞳も素直で澄んでた・・・

アンコールではお三方揃い踏みでビートルズのカヴァーを1曲。そしてオーラスはRYANさんがもう一度ソロで。ノリにノッた今夜のAX。座席は必要なかったようです。