秋はクラシック。
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ほぼ一年ぶりに下田聖子さんのピアノを聴きにブルーローズへ。今回も、自己紹介はお名前だけにとどめて、曲の解説や解釈を中心にライヴを進める。実は普段はどこかの学校で講師でもやってじゃないかと思わせるほど、MCがうまかったりして、素人にはやさしいコンサート。ありがたい。
その解説?解釈?講釈?は、演奏後にされるのでなく、演奏の前にされるので、音とその解説の内容が脳内でうまく合致したときなどは、なるほど、クラシックって面白いね!・・・となる。たとえば、’ラヴェルは感情をストレートに表現せずに、冷静に音を緻密に組み立てる音づくりをしてた’ってのは、きっと下田さんなりの解釈なんだろうけれど、その下田さんの演奏でその曲を聴くと、
オォっ!!!
となる。
謎解きのような音楽じゃなくて、既存の答えに合わせて演奏するのって、ごまかしが効かないぶん難しいんだろうけれど、それをやってのけるクラシックのプレーヤーって、やっぱスゴイや。
下田さんは相変わらずおキレイで、指の動きも繊細で優雅。プロモーションをほとんど耳にしないので、相変わらずプロフィールは謎のままなんだけれど、素顔もきっと魅力的な方なんでしょうね。