今日の本命の多和田えみさん。相当やり辛かったろうな・・・と想像してみる。
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すんっごい組み合わせのイベント・ライブに恵比寿まで行く。先日のJZ Bratで歳の順の出演、ってMondayさんがおっしゃってたので、なんとなく全体の流れを想像できたうえでの拝聴、拝見。
多和田えみ & The Soul Infinityのみなさんは観るのも聴くのも今日が初めて。以前、duoでの招待ライヴにお誘い受けてたのにもかかわらず、キャンセルしてしまったという経緯もあり、実は密かに楽しみにしてました。なにせ多和田さんは、『数十万人規模の全国コンサートツアーを実施可能な音楽アーティスト3組の輩出』を目指して、あのア○ューズさんがわざわざ別会社を作って仕掛けて企画されたシンデレラ・ガール。今日も「GUEST」シールを上着の胸元やパンツの太腿あたりに貼りつつ、なぜか開演前にもかかわらず「多和田えみ・セットリスト」と印刷された紙を持った「オトナ」の方々が、ゲスト席の席数を超えるほどに沢山いらしてて、そのほとんどがフロアにたむろウロウロ。そんな環境の中、やっぱり緊張?されてたのか、本調子ではないのかも・・・と無理に思い込みつつ拝聴。演奏は、ギター・ベース・パーカッション・ドラムス・キーボード・トランペット・トロンボーンという超豪華な布陣。でもその割にはどうも演奏が雑に感じて、厚みがなく平べったい。ホントに7人で?って音が、まとまりもなくダラダラと流れる感じ。オッ良さげ?・・・って感じた曲も、そのノリが曲の最後まで持続しない。多和田さんのお声もなかなかこちらまで届かず・・・バンドの音とは違う方向に響いて聴こえる。声量がプラスされればbirdさんやMondayさんにも負けない歌い手さんになれる!と期待しつつも、正直今日のこのバンドの演奏では「数十万人規模」は10年かけても?かも。
ステージ変わってbirdさん。birdさんは数年前のイベント・ライヴで一度だけですが拝聴済み。今日はドラムス、オルガン、ギターの3ピース。ウソのようにお客さんのノリが変わった(ファンの数の差ってのもあるんだろうけど・・・)。やっぱり上手い方々は間違いなく上手い。最初の一打(一音)が決定打。明確に違いを感じる。あとはもうノリノリ。最後はデビュー曲に感涙。
そしてメイン・ディッシュのMonday満ちるさん。JZ Bratでの最初を最後へ挿げ替えたセットリスト。birdさんを目当てにして来られたお客さん、相当数の方々が目的達成後に退場されたようですが、
も っ た い な さ 過 ぎ ! ! ! !
今日は先日のアコースティックとはうってかわって、ギター、ベース、ドラムス、トランペット、トロンボーンのバンド構成。リズムにノリやすい演奏が小気味よく続き、ずぅ―っとカラダゆれっぱなしでした。新曲の”なんとか・インプレス”、これが本日全体を通しての個人的クリーン・ヒット。アコースティック・バージョンも良かったけど、今日のノリも良かったなぁ。
アンコールはMondayさんのバンドにゲンタさんのパーカッションが加わって、3人DIVA揃いぶみのキャロル・キング。3人並んじゃうとやっぱり多和田さんの声量のなさが目立っちゃったけど、あのちっちゃいカラダで一生懸命に声張り上げて歌ってる姿を拝見すると、どうも憎めない。まだまだ若い。「オトナの事情」にふりまわされずに、なんとかガンバッテほしいと願いつつ・・・
それにしても、なんとも贅沢なイベント・ライヴ。最後は放心状態でした。
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Mondayさんがゲンタさんに教わったというJOYCEさん。今年もブルーノート公演が決まったようです(9月)。今日のMondayさんの歌声で興味のわいた方はぜひ。オススメです。