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畠山美由紀

LUCID NOTE SHIBUYA

今日のライブのタイトルはそのままズバリ、ハレマメ初登場の「畠山美由紀」。

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宇田川町で開催されているGW恒例のバカ騒ぎを背にして、向かう先は逆方向。代官山町。

今日は、ハレマメがここ最近の得意技としている畳敷きライブ。しかも、いつもは客席として使っているスペースの中央の一部をステージに見立て、客席がそのぐるりを囲むという、最近流行りの360度ライブ。

ハレマメのステージ部は、いつも客席から見て想像していたサイズよりもずっと広く、今日はそこにも席をギュギュっと敷き詰めていた。四方の壁側から徐々にフロアの中央部に集積されるリスナーの静かな熱気の、渦を巻きながら中心点へ集まっていくグラデーションが、綺麗で力強かった。その圧力に、緊張も物怖じもせず、ただひたすらに楽しさと喜びをたたえた満面の笑みと、いつもと変わらない声と音を、畠山さんと小池さんは、たったふたりっきりで客席に向けて何度もブレークバックしていく。この双方向の密接で密着なリレーションの連続の結果として、あのキレッキレの手拍子が生まれ、小さいけれど数多くの感動と興奮が生まれ、いつもよりも大きくて長い喝采の拍手が生まれた。すんごい演出。大成功!

美由紀さんが小池さんとコンビを組むときは、その人柄がそのままスレージに現れて、いつだってどこだってせっかちでフリーダムだ。後半のセットはまさにベスト・オブ・美由紀なステージ。美由紀さんの「死ぬときに思い出す」ってあのセリフ、とっておきの殺し文句だね。

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人に背中を見せるって、勇気いるよね。