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牧山純子 ~JZ Brat 15th Anniversary Live~

LUCID NOTE SHIBUYA

祝・15周年。

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今日は予定を変更して馴染みのお店へ。都合、セカンドセットから。セルリアン。

ライブでミュージシャンを長くウォッチしていくことの楽しさを教えてくているのは実は牧山さん。成長っていうとおこがましいけど、ミュージシャンが変貌、覚醒していく過程をそのたびに見せてくれるんだよね、しかもとてもわかりやすく。今日もまさにそんなライヴ。かいつまんで聴くなんてことができないくらいにどの曲も充実していて、なんていうか、すごかった。予定を変更して大正解。ありがたいなあ。

ライヴで通っているお店の中で最もお世話になっているのが実はJZ。最近はご無沙汰続きで他店に押されてるけど(笑)。それでも通算回数ではトップ。群を抜く。とかく巷のライヴハウスのスタッフさんって接客を嫌う、というか接客の不慣れなアルバイトさんばかりで、その顔も頻繁に代わる。でもJZはちゃんと接客してくれるんだよね、しかも絶妙な距離感で。この差は大きい。価格もそれほど高くないし、公演の内容もジャズだけじゃなくてクラブミュージック、ポップミュージック、たまにクラシック、最近では歌謡曲寄りの公演もあって幅が広い。数年前に閉店した六本木の某店の代替として使われることも増えて興行的な公演も多くなったけれど、それでも今日のようなオリジナル公演もしっかり続けてくれている。ライヴハウスとレストランは違うっていう人もいるけれど、音楽のジャンルがボーダレスレスになったように、お客さんにとってはお店の形式的な肩書きはどうでもよくて、その時間をどう楽しませてくれるかが重要なんだよね。ミュージシャンがハコを選ぶように、お客も潜在的にハコを選んでるってことを知っているライヴハウスは、今後も生き残れると思う。JZが15年続いたように。

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なにはともあれ、小杉さん、ステージデビューおめでとう(笑)