トム・ウェイツが流れた瞬間に、この芝居選んで正解、って思った。
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麻生さんの舞台、絶賛コンプリート中。太子堂4丁目。
市井の人々の日常とは言いつつも、人間が持つ二面性、良いところと悪いところ、うらとおもてを、あれだけわかりやすく他人に見せてしまう男女が5人も集まれば、お互い距離を置いて当たり障りなくサヨナラするのがリアルな日常。でも登場人物たちはそこから逃げずに関係を続けようとするわけで、だからこそドラマチックな舞台に仕上がっていて、ついつい全員をそれぞれに応援したくなるという不思議。この舞台、おもしろい。
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振り返ると、最初のシークエンスだけがアンバランスに思えてくるのだが、あれは所謂「つかみ」ってやつだったんだろうか。ナゾ。