LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

L’ULTIMO duo Vo.1

LUCID NOTE SHIBUYA

彼は本当に音楽が好きだったのかな・・・

久しぶりにduoの対バン・ライヴで若手の音楽を楽しむ。

Dewはヴォーカルとピアノの女子ユニット。今日はサポートに男子バヨリンと女子チェロ。曲はしっとりと弾き語り系なものばかりだったけれど、ヴォーカルの清水悠さんはいくぶん熱唱系で、ピアノの大西春奈さんは落ち着いた感じのステージ。新曲の’My Special Day’の出だしにグっとくる。ちなみに、チェロの原口梓さん、美人さんです。

羊毛とおはなのお二人は以前一度、拝聴済み。垢ぬけた衣装で、ずいぶんとすっきりした感じになってしまった千葉はなさんに渋谷は怖いところだなとつくづく思う。duoでライヴをするときはいつもパルコで衣装を買っちゃうそうな。持ち味の低音がduoのフロアにかき消された感じだったのがちょっと残念。市川和則さんのギターの6弦が、突然あんなになっちゃったのには、素人なりに驚いた。ふた巻きぐらいユルユルに。

ベベチオはギターとベースの男子コンビ。どことなく70年代のフォーク・ロックを想起させるメロディで、なんだかなつかしい。早瀬直久さんの思い切りまっすぐな歌いっぷりに音楽少年を見る。高い位置でベースをかかえる平良正仁さんは男子にもモテそう。’イイ曲かいて、イイ歌うたっていきたい’って、ベタだったけれど、なにげ届いた。

若手のライヴはやっぱり聴いてて気持ちがいい。なにしろ音楽への実直さを感じて、濁りや建前がない。売れたいっていう気持ちも、もちろんあるのだろうけれど、それよりなにより音楽が好きって気持ちを感じられれば、おじさんは満足なのだ。