クチ約束は、守ってこそ約束、なのだ。
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松本あすかさんと柳美帆さんのコラボ・ライヴへ。セルリアン。
松本さんの周りには、やっぱり美女が集まるらしい。佐藤直子さんは、多くの小道具をテクニカルに使って空気感を醸し出すタイプ。自主制作CDの「108」はちょっとマニアックなパーカッションの音だけの良作だ。活動の幅がもっとこちら寄りだと嬉しいのだけれど。バヨリンの浅井眞理さんは初めて聴く。先日の火曜日のここJZでのイベントライヴでも演奏されたそうだ。これだけ素直な演奏なら他でもきっと重宝されてるんだろうな。
唯一男性の石井為人さんも初めて(たぶん)。今日の20数曲のうち、彼が担当したセットはさすがに聴きやすい。変則な楽器構成をいとも簡単に操るなんて、見た目もそうだが中身も博士級だった。1stの”My Funny Valentine”が今日の一押し。
柳美帆さんの歌声も初めて聴く。息をフンダンに吸ってふわーっと吐く唄い方は、柔く吸い込まれる感じ。届いてくるのは声から溢れるイメージばかりで、具体的な歌詞まではまだ。中身も揃えば彼女の空気感はもっと広がっていきそうだった。ただ、歌声は柔いけれど、MCが硬い。松本さんも硬いけど、柳さんはその上を行く。そのぶ厚い鎧、脱いだらもっと楽になると思うんだけれど、どうかな。
お目当ての松本さんのピアノ。桜の組曲はこの時期最高のオリジナル曲。この緊張感は並じゃない。最近はゲストと一緒にコラボなイベント・ライヴが続いてるけれど、そろそろ、あすかワールド全開のワンマンも期待したいな。
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終演後は、野暮な好奇心を満たしに神楽坂まで。そしてトンボ返りでそのまま再びセルリアンへ。JZの深夜クラブ・イベントでしばしぼんやり。健康的な眠気に苛まれたころ、ジルデコのtowadaさんが到着。彼の太鼓の音、聴きたかったけれど・・・もう限界でした(笑)