真冬のサーフ・ミュージック。
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きょうはジャック・ジョンソンさんのワールド・ツアーの東京公演へ。有明２丁目。
ライブに関連するすべての要素が最適な按配と配分でシステマチックに整理された環境のなかで、生々しい演奏とうたごえを聴く。だれとは言わないけれど、数万人の規模で客を集めて、ど派手な舞台装置を建設して、やたらと大きな音量で、口パクだろうが生声だろうがお構いなしの、だれがなんの音を出してるのかわからない、お祭りサーカスのような見世物ライブじゃなくて、ちゃんと音を楽しめる音楽ライブ。ビジュアルは記憶に残りづらいけれど、どんな歌をどんな音で聴いたのか、忘れられない音がずっと脳内ループするライブ。こういうのなら、むりに気負うことなく、とくべつな気合いも不要な、ほんのすこしだけ日常を延長する感覚で気軽に楽しめる。いいな、ジャック・ジャンソン。こういうのでいいのよ、こういうので。
気分はもうワイキキ。