LUCID NOTE LUCID NOTE | Music show reports and Play stage reports

duo de duo! vol.7

LUCID NOTE SHIBUYA

女子率99.9%。肩身せまし。

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名うてのメンズばかりを集めた対バン・セッション・イベントへ。都合、短めに感想を降順で。道玄坂2丁目。

三番手は、渡さんとKさんのダブル鍵盤。オリジナル楽曲を交互に。渡さんのナマ声は初聴。歌い上げるヴォーカルが先入観をひっくりかえす。Kさんは二度目のナマ声。歌にも仕草にも、いちいち鼻につくカッコ良さがあって、ただただ嫉妬しか生まれない。一曲目から五曲目までは、同性からのウケはいっさいあきらめたと言わんばかりのあざと過ぎる選曲。かっこいいな、オイ。締めの六曲目にやっと、風味堂ふうみな楽曲が。有終の美。

二番手は、渡辺さんの鍵盤とおおはたさんのギター。これまたオリジナル楽曲を交互に。シュローダーばかり聴いてきたこともあって、渡辺さんのうた声をしっかりと聴くのは初めて。垢ぬけないあの感じは、声質のせいか、歌詞のせいか。いいな、背番号。おおはたさんのうた声は何度目だろう。演奏は相変わらず走るのがうまい。おおはたさんは数週間後に青山でまた。しかしこのふたりを出合わせたひとは、神だな。名コンビ。

一番手が気分的には今日のオオトリ。彼らを観に来たと言っても過言ではない、斎藤さんと中さんのダブル・ギター。ぜったいなにかやらかすとは思ってたけれど、登場シーンからもうぶっとんでてびっくり。このイベントでの自分たちの立ち位置と役割がどこにあってどうすれば真っ当できるかを知らないままではぜったいにできないステージング。最後のダメ押しも鮮やかキメて、ちゃっかりと、しれっと、なかばむりやりに、二番手につなぐ。まさか、あの「おなかがいたい」って名フレーズ、こういうことだったのか? 音楽でひとを笑顔にするスゴワザの数々。おとなだなあ、ベテランだなあ、でも小僧なんだよなあ。

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月曜なのに週末のような楽しさ。ついつい声が出そうになるけど我慢がまん。