なんと！なんと！
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桑田さんのライブ・ツアー。九か所目の初日へ。東又兵ヱ町５丁目。
これぞまさに敗者復活。昨日の今日で心もとなく、気持ちも現実に追いつかず、旅の準備もそこそこに、なにはともあれアタフタと、ビュウっと新幹線で名古屋へ向かい、満員御礼のガイシホールへ。自分でもびっくりな行動力。これで横浜のチャンスも運も失ったかと思うとちょっと複雑な気分になるのだが、明日以降のことは明日以降に考えることにして、今日をめーいっぱい楽しむべし。
今日の席は過去四公演のなかで、もっともスピーカーに近い高さで、もっともステージに近い角度の、下手ギリギリに寄せた優良席。前のひとのアタマが邪魔にならない見晴しの良さのせいで、横のおばちゃんたちも後ろのおばちゃんたちも開演前からずっと興奮状態。ほっといても盛り上がれるこの時間、愛おしい。さすがに音は低音が届かず、高音がやたらと響く。左からスピーカーの音、右からコンマ数秒遅れてその反響音。慣れるまでは狼狽えたけれど、演者さんの動きと演奏音にズレがなく、モニターに視線を奪われることもなく、ずっとステージを見ながら全力でライブに没入できる。このライブ感、気持ち良すぎた。あとは声を出せれば、ね。
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ガイシホールはレインボーホールと呼ばれていたころに一度。行ったという記録はあるのだが記憶がなく、周辺環境も施設状況もほとんど記憶がなく、今日実際に足を踏み入れてみてもまったく思い出せず。こんなに交通事情の乏しいハコだったとは。さすが名古屋、よそ者にはツラい街。この教訓、活かそう。