ハレマメはいち早くクラファンを立ち上げてひと儲けしたハコ。
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今日はキョンキョンだよ。代官山町。
ミュージシャンがリリースした楽曲のなかから数曲を抜粋して生で演奏するのが音楽ライブだとすれば、今日のライブはミュージシャンがパブリッシュした自著のなかから数節を抜粋して生で朗読するという朗読ライブ。さらにその様子を配信用の映像として収録する風景までをセットにした多重構造なライブだ。リアルタイムの生配信はせずに、音も画も編集したものを後日配信するということらしい。ライブの生の質感よりも、映像コンテンツとしての質感を重視した結果だとは思うのだが、そうなるとそれはもうライブ映像ではなく、場所も収録のための機器材がすっかり用意された撮影専用のスタジオでよく、客だってサクラでいいし、むしろ笑い声も拍手も手拍子も後付けできるなら客さえもいらないわけで、そんなイベントのブッキングを許容しているハレマメはある意味、ドナーを大きく裏切っていると思うのだが、どうだろう。
イベントの中身は、プロのミュージシャンとかつてのトップアイドルのふたりが自らの半生を振り返る内容だから、彼らと違う世界で生きてきた一般人が聞いても共感できるわけもなく、といって同世代の日本人として驚くほどの特別な歴史を聞けたわけでもなく、それよりもなによりも「まだ五十だろう?」という印象のほうが強い。むかしを振り返るよりも、いまとこれからの彼女らを知りたいという思いを強く持つのが自然だと思うのだが、どうだろう。小泉さんのナマ歌を聴けたのだけはラッキーだったけれど。
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久保田さんのようなバブルを謳歌した世代の業界人ってやたらとカタカナ語を使うっていうウワサは都市伝説だと思っていたのだが、どうやら本当らしい。