風邪の症状なし。扁桃腺が腫れてる。何に感染したのやら。
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高熱の中、なぜか惹かれて宮野さんのピアノを聴きに横浜へ。平日の横浜は、渋谷からはやっぱり遠いことを実感する。悪寒との戦い。
写真や絵画で風景を描写をするのは、素人でもそれなりにできそうだけれど、音楽でそれをやってのけるのは、やっぱりプロしかできない技術だと思う。宮野さんは、風景や情景を絶妙なタッチで表現できる天才だった。
ピアノを奏でるタッチは、とにかく優しかった。母性的とか、か弱さとか、軽やかさとか、繊細さとか、ってものではなく、一瞬を刺激するインパクトはないけれど、抒情的で、ありのままがリアルで、美化し過ぎない美しさが素敵だった。
ストイックさだとか、ハングリーさだとか、パワフルな情熱さだとかを求めたいときは、ちょっと物足りないかもしれないけれど、音楽がもつ優しさに触れたいときは、彼女のピアノは最適だと思った。
実は彼女は二度目。初めては10月。近いうちにもう一度聴けそうなので、今から楽しみです。
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横浜は今日も幾何学的な人工のオブジェが煌めいてた。みなとみらいもすでに未来ではなくなってきた昨今。こういう風景を優しい音楽で表現したら、どんなメロディとアレンジになるんだろうな。うぅぅう、熱高しぃーーー。