からだふたつほしかった。
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今まで他のライヴと重っても迷わず選んできた川江さんライヴへ。知ってる方は判るだろうけれど、今日はさすがに迷った。それだけに川江さんへの期待は今まで以上に大きい。北品川4丁目。
一番の関心ごとはリズム担当が誰なのか。いつもの方は、もうひとつの行きたかったライヴに参加されてるし。まさか女性とは思ってもなかったけれど、バッキングのコーラスも含めてこれがいい味出してた。
バヨリンとピアノの合わせ技も会場の空気に難なくマッチ。そして、武部聡志さん on パイプ・オルガン!! ヨシヨシいいぞ、こっちもそれなりに盛り上がってるぜ(汗)
川江さんの音楽には、日常の最も近くにあって、より現実味を感じてしまう。ライヴでは、人のもつポジティブな面とネガティブな面を、うまい具合に音と声で調和させていて、最後は騙されたように納得してしまう。同じようなものに宗教があるけれど、それらが持つ如何わしい「教え」とは違って、彼女の嘘には、害も毒もない、幸せだけが残るのだ。こういうライヴ、狙ってやってるとすれば、宗教の上を行く巧妙さだ。なんてことを、教会の中で考えてしまった。
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はてさて、川江さんの今年のライヴも残るはあとひとつ。他とダブらないことを祈るのみ。