LUCID NOTE LUCID NOTE | what Shibuya living in SHIBUYA have seen and felt

長富彩 ピアノリサイタル

LUCID NOTE SHIBUYA

漠然と過ごすにはモッタイナイ。

新人・長富彩さんのピアノ・ソロ。築地五丁目。

浜離宮も久しぶりだけれど、クラシックも久しぶりだ。全く情報を得ないまま過ごした時に、何をどれだけ感じられるかという課題を、クラシックのライヴでも実践してみる。ま、概ね答えはいつも同じなのだが。

クラシックの演奏者には、客席を楽しませようと努力される方もいれば、否応のない緊張感だけを一方的に押しつけて終わりという方もいる。今日のような、お披露目発表会的なライヴは後者に近いのだろうけれど、長富さんの場合は少々具合が違っていて、緊張感よりも安定感が先だった。演奏は一心不乱。声にならない声とブレスの音が、硬いピアノの音に交じる。ピアノの音にも顔の表情にも、気持ちを素直に表すことができる方のようで、こういう演奏なら、前置きの少ないクラシックも理解しやすいよなぁ・・・

今日のアンコール。ゴドフスキーのアレンジの白鳥は初めて聴いたけれど、クラシックをクラシックっぽくアレンジして、別のものに仕立て上げてて新鮮だった。クラシックも、曲を知っとくとこんなふうに楽しめるときもあるわけだ、ふむ。