LUCID NOTE LUCID NOTE | what Shibuya living in SHIBUYA have seen and felt

伊藤麻子【フルートで描く透明水彩の世界】

LUCID NOTE SHIBUYA

生粋。

不本意ながら二夜連続で渋谷圏外へ。六本木四丁目。

たまにこうして、聴いたことのない方のライヴにぶらっと行きたくなる。CDショップにぶらっと行って、試聴機でトライアルする感覚と似ていて、ある意味、こういう楽しみ方って健全だと思うのだ。CDの視聴とは違って、聴き始めて感想を持つまでの時間がやたらと長いけれど、その時間はとても貴重で、それが楽しいのだ。

てっきり全曲クラシック・カバーだと思っていたライヴも、ふたを開けてみるとほとんどが伊藤さんのオリジナル曲。インプロのないインストで、ジャンルに分けるなら、おそらくポップス。日本語で作詞のできる人ならすぐにでも歌詞をのっけられそうな、和なメロディ。先にモチーフを決めて、そのイメージの中で作られた曲が多く、タイトルもそれに合わせて付けられているので、聴きやすくて覚えやすい。テレビ・コマーシャルや番組のタイトルバックに使われることも多いそうだけど、それもなんだか納得できた。それ以上のイマジネーションの広がりは、他のライヴと違って感じ難かったけれど、事前に用意された枠の中で聴くというクラシック的な安心感と、伊藤さんのフルートの柔らかい音色は、絶妙に心地よかった。しかも可愛い。

今日は会場に合わせたのか小品ばかりだったけれど、長めの大作をひとつ最後に盛り込めば、ぐっと引締ったライヴになったんだろうな。

しかし、六本木は遠いな・・・。ソフトウィンドもいいお店なんだろうけれど、常連客がザ・六本木な方々も多くて、個人的にはNG。明日は麻子つながりで久々のあそこ。もちろん渋谷。