出会いはやっぱりラジオだった。
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三代目ヒーリング・ビーナスの川村結花さんのソロ・ライヴへ。一日二公演のうち二回目に出席。芝居でいうとソワレ。外苑前。
川村さんのライブも、これまで幾度か予約はしては行けずじまいで、泣く泣く現場で予約権を当日券目当ての方にお譲りしてたりしていたのだが、今回はゲストもないピュアなワンマンということで是が非でも。
はじまりは、なつかしさでいっぱいだった。ラジオで聴いていた彼女の声と、あのメロディ・ライン。あの頃、日曜日は19時にハネる仕事をしていて、好きなナマ歌のコーナーを社用車の中でよく聴いていた。今日は一曲を除いてすべて知らない歌だったけれど、彼女のメロディはどの曲もしっくりと耳に馴染む不思議な力があって、90分があっという間に過ぎてった。ヴォーカルは技術的には決して上手くはないのだろうけれど、感情をうまく上下左右へ誘導してくれる川村流のライヴ。聴きたかったあの歌を唄ってくれなかったのは、次も来い!ってことなんだろうな。