おいそれとは聴けない彼らの音楽。なんてったって彼らのホームは京都にあるのだ。
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皐月晴れの水曜日、代官山町へ。
ここまで傾倒してしまうのは、きっと彼らにしか出せない音を出しているからなんだと思いながら聴く。
東京ではなく京都で活動しているということは、マスを相手にしたがる東京の人たちよりも、制作にしてもライヴにしても、ひとつひとつを丁寧にこなすことができる、ということのようだ。聴き手の数は限定されるけれど、届いてくる音が、そのぶん深くて濃い。
生きている以上、不安な要素は沢山あるはずなのだけれど、そんな身の回りの現実の一切合切を、たやすく横に追い払ってくれる彼らのライヴ。次回の彼らの東京は7月、だそうだ。
みかとやす 09 LIVE AT TOGATOGA(KYOTO) / みかとやす
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