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宮本笑里 リサイタルツアー2009

LUCID NOTE SHIBUYA

オペラシティってこんなに広かったっけ?

ステージに立つと、なぜかご自身を「ワタクシ」と言う宮本笑里さんのライヴへ。今日は上手側のほぼかぶりつきの席。初台。

作年10月の初日は、前半を聴けなかったこともあって、今日はしっかり最初から。演奏中のお顔の表情がずいぶんと豊かになられてて驚いた。デビュー当時のステージを思い出すと、まるで別人のよう。あんなふうに表情が変わると、音も表現豊かに聴こえてしまうから不思議だ。演奏の技術の良し悪しは、相変わらず全然わからないけれど、ツアーの規模も会場の広さも、年々パワーアップされてて嬉しい限りだ。

終演後に、ロビーで文昭さんらしき方とすれ違う。思わず会釈をしたらニッコリ。きっとそうだ。

形式美を大切にするクラシックは、ライヴの空気感を保つのも大変だ。こっちは足を組み直す仕草でさえ、衣擦れの音が出ないか気を使ってしまう。ノン・ピーエーのデリケートなライヴは、今日は2時間が限度だった。だからってことでもないのだけれど、次は渋谷に帰ってクラブに向かう。